女性に人気の「漢方で育毛」は効果があるの!?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

薄毛というと男性の悩みというイメージがありますが、実は意外と薄毛でお悩みの方の中には女性の方がいます。そんな、薄毛で悩んでいる女性の方に人気のある育毛方法が「漢方」です。現在日本の東洋医学業界では、古典医学書に基づく薬物療法を「漢方医学」、経穴などを鍼や灸で刺激する物理療法を「鍼灸医学」と呼び、「漢方医学」と「鍼灸医学」をまとめて「東洋医学」と読んでいます。
「漢方医学」で処方される薬は「漢方薬」と呼ばれており、「西洋医学」処方される薬である「西洋薬」と比べると即効性は無いものの、飲みつづけることで体の体質を改善する効果があり、副作用がほとんどないのも特徴です。

「漢方」に育毛効果はあるのか

「漢方薬」は化学合成された「西洋薬」とは違い、動物性、植物性、鉱物性由来の生薬を何種類も組み合わせ、人間が本来持っている自然治癒力を高める効果のある薬です。また、育毛に効果のある「漢方薬」には、下記のようないくつかの種類があります。

血虚タイプ

kp03

「漢方医学」では「髪の毛は血の余り」と昔から言われており、その言葉の通り血液が余れば髪の毛が生えてくるとされています。「血虚」というのは全身の血の巡りが悪く、血液が不足してしまっている状態のことで、頭皮に栄養素が行き渡らず、髪の毛が抜けやすく、生えにくくなってしまっています。「漢方薬」には、細くなってしまった髪の毛を太くし、抜けにくい髪の毛へと改善する効果のあるものがあります。

腎虚タイプ

kp04

「漢方医学」でいう「腎」には、成長、発育、生殖、内分泌を司るとともに、細胞に潤いを与える働きがあると言われています。「腎虚」というのは加齢に伴う老化現象が起きている状態のことを指し、この状態になってしまうと「腎」の生命力が弱まり、髪のコシがなくなり、抜け毛が増えたりします。髪は「腎の華」とも言われており、「漢方薬」には髪の毛に潤いを与え、髪の毛の成長を促す効果のあるものがあります。

気虚タイプ

kp05

「漢方医学」でいう「気虚」とは、身体に必要なエネルギーが不足し、弱っている状態のことを指します。ストレスを溜め込んでしまい「気虚」になった場合には、身体が疲れやすくなってしまったり、身体全体に血行障害が引き起こされる可能性があります。また、酷くなってしまうと髪の毛が抜け始め、最悪の場合「円形脱毛症」になってしまう場合があります。「漢方薬」には、ストレスに対する抵抗力をつけ、「気虚」の状態を改善する効果のあるものがあります。

頭皮改善

kp06

薄毛というのは、頭皮と髪の毛に関係のあるものなので、頭皮の状態が大きく関わってきます。頭皮の皮脂が過剰に分泌されてしまうと、雑菌が繁殖してしまったり、毛穴を塞いでしまったりしてフケが増えてしまいます。
フケが増えてしまうと、頭皮の環境が悪化してしまい、薄毛や抜け毛の原因となってしまいます。「漢方薬」には、皮脂の過剰分泌を抑制したり、頭皮の環境を改善する効果のあるものがあります。
このように漢方には様々な種類があり、自分の症状や体質に合わせて服用することで薄毛の原因となる体質を改善することが出来ます。ですが、漢方には相性の悪い飲み合わせがあり、特定の組み合わせで服用すると体質を改善するどころか逆効果となってしまう可能性があるため、複数の漢方を服用する際には漢方医などの専門家に相談するようにしましょう。

「血虚タイプ」にオススメの漢方薬

kp07

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」は、漢方の古典といわれる中国の医書「和剤局方」諸病門に収載されている薬方で、体力の低下を大いに補うという意味で名付けられています。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、漢方の原典である「金匱要略」に記載され、古くより多くの女性に用いられてきた漢方薬で、体力虚弱や冷え症で貧血の傾向のある方、疲れやすい方などに用いられてきました。

小柴胡湯(しょうさいことう)

「小柴胡湯(しょうさいことう)」は、漢方の原典である「傷寒論」「金匱要略」に記載されている漢方薬で、「かぜの後期」に用いられるほか「胃炎」「胃腸虚弱」「疲労感」などに用いられてきました。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

「加味逍遥散(かみしょうようさん)」は、漢方の著書である「和剤局方」に記載され、多くの女性に用いられてきた漢方薬で、「更年期障害」「月経困難」「月経不順」「冷え症」「不眠症」などに用いられてきました。

これらの漢方薬は、健康な血液を作り、血流を良くする漢方で、服用することで血行を促進し薄毛の改善に繋がります。「血虚」を改善することで頭皮や髪の毛に必要な栄養素が行き渡るようになり、髪の毛を太くしたり、抜けにくくすることが出来ます。

「腎虚タイプ」にオススメの漢方薬

kp08

八味地黄丸(はちみじおうがん)

「八味地黄丸(はちみじおうがん)」は、漢方の原典である「金匱要略」に記載されている漢方薬で、なかなか疲れがとれなくて「腰が痛い」「小便の出が悪い」「夜何度も小便に起きる」「軽い尿もれ」などの症状に用いられてきました。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」は、漢方の古典である「弁惑論」に記載されている漢方薬で、「虚弱体質」「疲労倦怠」「病後・術後の衰弱」などの症状に用いられてきました。

これらの漢方薬は「腎虚」の改善に効果のある漢方薬で、髪は「腎の華」とも言われているので、「腎」を健康に保つことで髪の毛に潤いを与え、抜け毛を減らすとともに髪の毛にコシを与えることが出来ます。

「気虚タイプ」にオススメの漢方薬

kp09

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」は、漢方の原典である「傷寒論」に記載されている漢方薬で、精神的に不安定で、動悸や不眠等を伴う「高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)」「神経症」などの症状に用いられてきました。

桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)

「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」は、漢方の原典である「金匱要略」に記載されている漢方薬で、体力が中等度以下の方で、疲れやすく、興奮しやすいといった症状のある場合の「神経質」「不眠症」「小児夜泣き」「夜尿症」などに用いられてきました。

これらの漢方薬は、自律神経の乱れや、ホルモンバランスの乱れを改善してくれると言われています。また、「気虚」の改善にも効果があるので、ストレス性の薄毛や円形脱毛症、「FAGA(女性男性型脱毛症)」などにも効果があるとされています。

「頭皮改善」にオススメの漢方薬

kp10

瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)

「瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)」は、リュウタン・オウゴンを始め9種類の植物性生薬から構成されている漢方薬で、比較的体力があり、下腹部筋肉が緊張する傾向がある方の「排尿痛」「残尿感」「尿の濁り」「こしけ」などの症状に用いられてきました。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」は、漢方の原典である『外台秘要方』に記載されている漢方薬で、体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色が赤っぽく、いらいらする傾向がある方の
「胃炎」「二日酔」「不眠症」「神経症」などの症状に用いられてきました。

これらの漢方薬は、頭皮の改善に効果的な漢方で、特に脂漏性湿疹などが原因の薄毛に効果的な漢方となっています。頭皮の皮脂が過剰に分泌されてしまうと、雑菌が繁殖してしまったり、毛穴を塞いでしまったりして頭皮の環境が悪化してしまいます。そうなってしまうとフケが発生し、薄毛の原因となってしまうので、早期改善が望まれます。

漢方薬の飲み方

kp11

「漢方薬」は、我々が普段飲んでいる「西洋薬」とは少し飲み方が違います。

  1. 空腹時に飲む
  2. 白湯で飲む
  3. 3ヶ月は飲み続ける

空腹時に飲む

普段飲んでいる「西洋薬」は食後に飲むものが多いですが、「漢方薬」は食前の空腹時に飲むのが良いとされています。
「漢方薬」は「西洋薬」とは違い、身体に吸収されるまでに時間がかかったり、吸収されにくかったりします。
また、食事の内容によっては「漢方薬」の効果が半減してしまう可能性もあるので、食前の空腹時に飲むことが好ましいのです。
「漢方薬」を服用する際には、食事の1時間前に飲むことを心がけると良いでしょう。

白湯で飲む

「白湯」は、10分~15分程度沸騰させた水を自分の体温より少し高い温度まで冷ましたもののことを指します。
一度沸騰させることによって水の中の不純物が取り除かれ「漢方薬」の吸収を高めることができます。
また、口当たりが良くなり飲みやすくなりますし、「白湯」には内臓を温める効果もあるので、血流の促進にも繋がります。

3ヶ月は飲み続ける

「漢方薬」は「西洋薬」よりも「サプリメント」に近く、飲み始めてから効果が現れるまでに時間がかかるものがほとんどです。
人間の細胞は3ヶ月で入れ替わると言われており、「漢方薬」はそれに合わせて効果が現れるように処方されることが多いので、最低でも3ヶ月は飲み続けるようにしましょう。
飲み始めたからには、すぐに効果を実感したいかもしれませんが、気長に取り組んで行くことが大切です。

まとめ

「漢方薬」は即効性がないので、効果が分かりにくいですが、きちんと用法用量を守って飲み続ければ体質を改善することが出来ますので、薄毛や抜け毛に悩んでいる方は一度試してみてはいかがでしょうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

元タカラジェンヌも愛飲中!白髪を考えたサプリ「ブラックアップ」が話題!

数々の栄養素の凝縮エキスを抽出した高濃度ドリンクタイプのサプリ「ブラックアップ」。
頭皮の地肌にしっかり栄養を与えるコラーゲンと飲む育毛剤と言われているミレットエキスなどの髪に必要な栄養をギュッと凝縮した白髪予防サプリです。白髪が増えてお困りの方に、また白髪染めで髪や頭皮を痛めたくない方におすすめ。

  • 古くから「飲む育毛剤」と言われている「ミレットエキス」4,600mg配合
  • 毛根を成長させる天然由来の良質な「コラーゲン」42,000mg
  • タンパク質を「髪の毛」に変えるミネラル「亜鉛」がスッポンの8倍!
  • ドリンクタイプだから、錠剤タイプと比べ「栄養吸収率」が5倍

内側からあなたの髪をしっかりとサポートします!
数々の雑誌にも取り上げられ、元タカラジェンヌも愛飲中の白髪改善サプリです。


カイセイ堂ブラックアップ