忍び寄るてっぺんハゲの恐怖!原因は遺伝だけじゃなかった!

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最近、頭のてっぺん(頭頂部)の髪の毛が薄くなってきたかもしれない…そう感じている方は、既に薄毛が進行し始めているかもしれません。頭頂部の薄毛が気になり始めた場合は、将来的にハゲるという生易しいものではなく、既にハゲ始めている可能性があるのです。一口に「てっぺんハゲ」「頭頂部の薄毛」といっても、その原因には様々なものがあり、原因によって対策や予防方法も様々です。てっぺんハゲ(頭頂部の薄毛)には、大きく分けて以下の様な4つの原因あります。

てっぺんハゲ(頭頂部の薄毛)の原因

  • AGA(男性型脱毛症)
  • FAGA(女性男性型脱毛症)
  • ストレス
  • 生活習慣の乱れ

それでは、てっぺんハゲ(頭頂部の薄毛)の原因を1つずつ説明していきたいと思います。

AGA(男性型脱毛症)

AGAは「Androgenetic Alopecia」の略で、男性の薄毛の殆どがこの「AGA(男性型脱毛症)」だと言われています。「AGA」は頭頂部や生え際から薄くなっていくことが多く、側頭部や後頭部に症状が表れることがほとんどないのが特徴の薄毛です。AGAは進行性の病気なのですが、その進行はとてもゆっくりなので、気がついた時にはAGAが進行してしまっていたということがあり、気づいた頃には手遅れになっている可能性もあります。勘違いしている人が多くいるのですが、「AGA」は髪の毛が抜けてしまう病気ではなく、髪の毛が生えてこなくなる病気でもなく、髪の毛が正常に成長しなくなってしまう病気なのです。ですので、「AGA」になったからといって絶望する必要はなく、しっかりと治療することで、失ってしまった髪の毛を取り戻すことが出来ます。
「AGA」の発症原因として最も有力だとされているのが男性ホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」の影響によるものです。「DHT」は、同じ男性ホルモンである「テストステロン」が、毛根近くの皮脂腺などに存在する「5αリダクターゼ」と呼ばれる物質と結合することで生み出されます。「DHT」が、毛乳頭に存在する受容体に吸着すると、毛髪に栄養を送る作用を妨害し、毛乳頭周りの血流が低下してしまいます。そうなってしまうと、髪の毛が十分な栄養を確保できなくなってしまい、途中で成長が止まり、薄毛・抜け毛が進行してしまうのです。さらに、非常に残念なことですが、この「AGA」が原因の薄毛は遺伝することが明らかになっています。「AGA」の原因である男性ホルモン「DHT」の影響を強く受けるかどうかは「アンドロゲンレセプター遺伝子」と呼ばれる遺伝子によって決定されます。この遺伝子はX染色体に存在し、X染色体は母親から受け継ぐので「AGA」は父親からではなく母親から遺伝するのです。
また、「DHT」を生み出す物質「5αリダクターゼ」の活性の高さも遺伝によって決定されます。「5αリダクターゼ」の活性の高さを決める遺伝子は優性遺伝子で、父親、母親のどちらからでも受け継ぎます。ですので、両親のどちらかが「5αリダクターゼ」の活性が高い遺伝子を持っていると、生まれた子供にもその遺伝子は受け継がれてしまうのです。
しかし、遺伝の薄毛への影響力は25%程度といわれていますので、遺伝によって薄毛になるかどうかが完全に決まるわけではありません。

FAGA(女性男性型脱毛症)

先ほど男性の薄毛の原因の殆どが「AGA(男性型脱毛症)」であるとお伝えしましたが、「AGA」は男性のみの薄毛ではありません。男性よりは圧倒的に少ないですが、女性でも「AGA」が発症してしまう場合があり、女性が発症した「AGA」のことを「FAGA(女性男性型脱毛症)」と言います。昨今は、男性のみでなく女性の方でも薄毛に悩んでいる方が増えてきていますが、女性の薄毛の約半数はこの「FAGA」だと言われています。
ただし、男性の「AGA」と違い、女性の「FAGA」の場合は、完全にハゲてしまったり、ツルツルになってしまうことはほとんどありません。「FAGA」も「AGA」と同じく徐々に進行していくタイプの薄毛で、トップや分け目の部分から少しずつボリュームがなくなっていきます。ですが、「AGA」と同じように、治療をすれば改善することが出来る病気なので、「FAGA」に気付いたら早めに治療を始めましょう。

ストレス

てっぺんハゲ(頭頂部の薄毛)の原因の一つとして挙げられるのが「ストレス」によるものです。緊張した時を思い出してみて欲しいのですが、人間はストレスを感じると身体が固くなり血管が収縮し血流が悪くなります。血流が悪くなると、頭皮や髪の毛に運ばれるはずの栄養素が運ばれなくなり、その結果、髪の毛の成長に必要な栄養素が不足し、薄毛・抜け毛が進行してしまいます。さらに、極度のストレス状態になってしまうと「円形脱毛症」を引き起こしてしまい、場合によっては「ストレス性の薄毛・抜け毛」と「円形脱毛症」が同時に進行してしまうこともあります。

生活習慣の乱れ

てっぺんハゲ(頭頂部の薄毛)は単純に生活習慣の乱れが原因となる場合もあります。不規則な生活、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足などの生活習慣の乱れによって、頭皮環境が悪化し、頭皮の血行不良が引き起こされます。頭皮の血行が悪くなってしまうと、頭皮や髪の毛に運ばれるはずの栄養素が運ばれなくなり、必要な栄養素が不足してしまい、髪の毛が正常に成長せず薄毛や抜け毛の原因となります。元々、頭皮や髪の毛は、血液を送り出すポンプの役割を果たしている心臓から遠い位置にあるので血液が届きにくく、少しの血行不良ですぐに栄養素が不足してしまうのです。

まとめ

ここまで、てっぺんハゲ(頭頂部の薄毛)の原因として「AGA(男性型脱毛症)」「FAGA(女性男性型脱毛症)」「ストレス」「生活習慣の乱れ」の4つを挙げてきました。てっぺんハゲになってしまう原因は、日常の至る所に潜んでいますので、少しでも気になり始めたらすぐに対策を講じるようにしましょう。

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