男性型脱毛症や女性の薄毛であるびまん型脱毛症は恐るべきハゲの原因ですが、ハゲる原因はこれだけではありません。気がつけばハゲている… ハゲになる意外な原因の中にシャンプーがあります。
シャンプー
シャンプーは毎日のお風呂で欠かさず行うものです。しかしこのシャンプー、洗い方を間違えれば「ハゲ開発」になってしまいます。
今では爪を立てて洗う様な人は少なくなりましたが、指の腹で洗うのも洗い方によっては実はNGです。頭皮にはまだ細い、生まれたばかりの毛が沢山あります。この生まれたばかりの毛はこれから成長していくのですが、衝撃にとても弱いのです。そんな弱い毛を、指の腹でごしごしとやってしまうと、かわいそうに汚れと同じく流されてしまいます。
育毛剤の後に行うマッサージ
これは本当に本末転倒なのですが、育毛剤を頭皮につけた後にマッサージをする人は要注意です。上記のシャンプーと同様で、マッサージと称して指の腹で頭皮をごしごしとやってしまうと同じく生まれたばかりの毛が抜けます。
育毛剤は頭皮環境と整えて髪の毛を生えやすくするものですが、その効果はマッサージのやり方で台無しになってしまうこともあります。
正しい髪の毛の洗い方とマッサージ法
正しい髪の毛の洗い方は、シャンプーをよく泡立て、頭皮にくっつけるようにつけてから両手の手の指を広げます。そして耳の後ろから指を広げた状態で頭皮に指を当てて、そのまま円を描くように頭皮を動かします。
こうすると、動いた頭皮からは汚れが浮き上がりシャンプーの泡がその汚れを吸い取ってくれます。
代謝の活発な若い人は多少指の腹で洗わないと十分に皮脂を落とせないこともありますが、通常はこれだけで十分です。
育毛シャンプーは、ハゲの予防として初歩的な手段の1つです。
シャンプーは単純に頭を洗う洗剤にすぎませんが、育毛用を謳うシャンプーには髪の毛の成長を促す成分が含まれているので、ハゲの予防効果が期待できます。
育毛シャンプーを効果的に使うには
普通のシャンプーより少々お値段が高めですが、お風呂で使うものなので毎日の日課として実践できる一番手っ取り早い方法です。効果には個人差があるので自分にあった製品を見つけることも必要な時がありますが、自分にあったシャンプーが見つかれば良い結果をもたらしてくれるはずです。ハゲに悩む人にはありがたい育毛シャンプーですが、なかなか高いものなので出来るだけ節約しながら、十分な効果を引き出したいもの。
そこで、どうすれば効果を引き出しながら長く使えるかを考えてみましょう。
継続して適量を使う
長く使うには「適量」
育毛シャンプーは普通のシャンプーと同じように汚れを落とす力「洗浄力」があります。洗浄力は泡の量である程度把握でき、汚れよりも洗浄力が弱いと泡立ちが悪くなり、汚れよりも洗浄力が上回れば泡立ちが良くなります。当然泡立ちが悪ければシャンプーを沢山使うことになりますが、沢山使えば値段の高い育毛シャンプーはあっという間に無くなります。
では、どうするか。
髪の汚れはほとんどがホコリやゴミです。皮脂は髪に付く汚れ全体でみると、意外と少ないのです。ゴミやホコリはお湯で流せる汚れです。つまり、シャンプーを使う前に十分なお湯で髪を洗い流しておけば「適量」の育毛シャンプーで髪が洗えます。
たったこれだけで、ボトル一本の育毛シャンプーがかなり長く使えるようになります。長く続ける必要のあるハゲ予防なので、長い目で見れば大きな節約につながるはずです。
育毛シャンプーを使っているけれど、すぐに無くなってしまうという方は、ぜひお試しください。
洗いすぎはハゲの元!ヌケないシャンプー術。
頭皮からは常に油と汗が混じったものが出ているのですが、この脂分が空気に触れると酸化してしまい頭皮を刺激します。
皮脂による頭皮への刺激
頭を数日洗わなかった時に出てくるかゆみは、この酸化した皮脂による頭皮への刺激が原因の一つです。2、3日くらいなら頭を洗わなくても大丈夫ですが、時間が経っていくと少しづつ皮脂の酸化が進んでいきます。
この状態で頭皮から出るフケや空気中のホコリを巻き込むと、粘度が増して行き、さらに雑菌が皮脂を分解することで「匂い」や「頭皮への刺激」が強くなります。
こうなってしまうと頭皮もたまったものではありません。頭皮の中にある髪の毛の元も同じで、少しづつ髪の毛の勢いが失われていきます。
これを防ぐにはシャンプーで頭皮の皮脂を洗えば良いのですが、ここにも罠が潜んでいます。
洗いすぎるとハゲ促進!
皮脂は本来、頭皮を守るために身体がだしているもので、頭皮を守る膜の役割をもっています。皮脂は放置すれば酸化してハゲの原因になってしまいますが、きれいさっぱり洗い流してしまうと頭皮を守る膜がなくなり、今度は乾燥や酸化した皮脂以外の刺激で頭皮がダメージを受けます。
つまり、洗いすぎもハゲの原因になってしまうのです。
これは育毛シャンプーでも同じで、洗いすぎるとハゲ予防どころかハゲ促進になってしまうことも考えられます。
育毛シャンプーは皮脂の洗い流し過ぎを防ぐように洗浄力が調整されているので、シャンプーをつけすぎなければ大丈夫です。通常のシャンプーは洗浄力が強いものもあるので、洗い方と使う量に注意してください。
適度な運動がハゲの予防
運動は体そのものの健康を促進します。体の一部分である髪の毛も健康な体であればよく育つようになります。
運動によって血流がよくなり髪の毛への栄養が十分いきわたるようになり、体脂肪が落ちることで余計な皮脂が出にくくなり、頭皮環境も改善されます。
髪の毛にも健康にもよい影響をもたらす運動ですが、やり方を間違えるとハゲの原因になってしまいます。
運動でハゲる?運動と酸素の関係
運動は体の健康を保つのに役立ちますが、運動をすればよいと言うわけではないようです。
負荷を一定に保ち20分以上の運動を続けると有酸素運動という状態になり、酸素を使い脂肪を燃やしてエネルギーを作り出します。
この有酸素運動は体へのストレスが少なく、血流も促進され酸素も体にいきわたり髪の毛にも栄養がいきわたります。
ハゲしい運動はハゲを促進
しかし、急激な負荷をかける運動の場合は一気に大量の酸素を必要とするために血液中の酸素が不足します。
激しい運動をすると息切れするのは、血液中の酸素が不足したため肺から大量の酸素を取り込もうとするためです。
この状態は体への負荷が大きく、ストレスも掛かります。
体へのストレスは髪の毛にも悪い影響をもたらし、ハゲの原因になりかねません。
ハゲ予防目的で運動を取り入れるのなら、適度な負荷で長い運動が最適です。
ウォーキングやジョギングのようにゆっくりとした運動を長く続けたほうが、ハゲの予防になります。
なぜ運動が髪の毛の健康に関係するのか
髪の毛の健康はハゲの予防にとってとても大事なものですが、適度な運動は大事な髪の毛の健康を守ることに役立ちます。
秘密は血液の循環
簡単な話で、運動をすることによって血液の流れが良くなり頭皮の毛細血管にも沢山の血液が流れるようになるためです。
さらに有酸素運動となれば血液を介して髪の毛に十分な栄養が送り込まれることになります。
栄養を十分に受け取った髪の毛は、正しいサイクルで育ちます。そして、ハゲにくい健康な頭髪を作り上げるのです。
また、運動によるハゲ予防効果は血行の改善だけではなく体質の面でも有効です。
有酸素運動と皮脂分泌の関係
有酸素運動をすれば、体内の脂肪が燃やされていきます。続けて行うことで脂肪は少しづつ燃焼され、筋肉がついて体脂肪率が減っていきます。
脂肪が減ればその分皮脂の分泌も少なくなるので、多くなるとハゲの原因となる頭皮の皮脂が本来必要な量に保たれます。また、心肺機能も強くなるため血液の流れも良くなり、一度で取り込める酸素の量も多くなります。
髪の毛に送られる血流も多くなるので、ハゲの予防効果を期待できます。
継続は力なり
続ける努力が必要になりますが、適度な運動は髪の毛だけではなく体全体の健康にも良い効果をもたらします。運動はハゲの予防もできて健康にも良いという一石二鳥の効果を得られ、お金もとくにかからない最高のハゲ予防です。
必要なのは継続できる意志の強さと、十分な水分のみ。夏場は熱中症に注意が必要ですが、お金を掛けずにハゲ予防をしたいのなら20分以上の運動を継続して行ってみてはいかがでしょうか。
毎日の睡眠がとても大切です
昔から寝る子は育つといいますが、睡眠は体の健康維持に大きく関わります。体の一部である髪の毛も、睡眠はとても大事な行動です。
睡眠は髪の毛の成長を促す
人は寝ている間に成長ホルモンという体を成長させたり修復させたりするホルモンを出しています。子供の時の成長ホルモンは、特に睡眠中に多く分泌されるので「寝る子は育つ」と言われるのです。
大人になってしまうと成長ホルモンの分泌量は大きく減ってしまいますが、それでも睡眠中は体の維持に必要な量が作られます。成長ホルモンは体の成長や修復に必要なもので、これは髪の毛にも作用します。
つまり、睡眠を取れば成長ホルモンの分泌によりハゲの予防や改善につながるのですが、単に寝れば良いというわけでも無いようです。
規則正しい生活が大事
睡眠はハゲ予防や改善に役立ちますが、睡眠時間が短かったり生活が不規則だと寝ても成長ホルモンがあまり出てきません。単純に寝れば良いというものではなく、規則正しい生活と十分な睡眠時間がハゲ予防と改善には必要です。生活習慣から考えて改善できることは改善していくことがハゲの予防と髪の毛の再生を促します。
睡眠とサプリメントを組み合わせるのも効果的
髪の毛は規則正しい生活を送った上で十分な睡眠を取ると成長しやすくなります。これを利用して、寝る前に髪の毛の栄養となるものを摂取するとハゲを予防したり改善させやすくなります。
寝る前にプロテインやミレットエキス、マルチ系のビタミン、ミネラルサプリメントを飲んでおくと髪の毛の栄養になり、髪の毛が成長しやすくなるようです。
寝る毛は育つ。ハゲを予防したいのなら、規則正しい生活と十分な睡眠を心がけてください。
髪型でごまかす!髪活中はヘアスタイルでカバーできます
すでにハゲてしまっている人、あるいはハゲが進行して地肌が見えてしまっている人は、すぐにでもハゲ予防をした方が良いのですが、ハゲ予防は効果が出るまで時間がかかります。
1日や2日でハゲをどうにかすることはできません。すぐにハゲを隠すのならかつらが使えますが、意外と高価です。安いかつらもありますが、頭皮環境が悪くなりハゲを進行させてしまうかもしれません。
そこで、残っている髪の毛をうまく使ってハゲを隠してしまいましょう。
ハゲを髪型でうまく隠してカッコ良いハゲになろう
残っている髪の毛は、うまく利用すればハゲを目立たなく、かっこ良く見せられます。ただし、間違った方法ではハゲをより際立たせてしまいます。
×長く伸ばすのは危険×××××
ハゲを隠すには、残っている髪の毛を伸ばす・・・なんてことをするとハゲを目立たせてしまいます。いまでは余り見られませんが、バーコードのような髪型は間違ったハゲの隠し方の典型です。
ちょっと気が引けるかもしれませんが、思い切って短めの髪型にしてみましょう。
ハゲにはハゲに似合う髪型がある
男性の場合はスポーツ刈りはたいていの薄毛を目立たなくしてくれます。
短くして髪を金色に染めるのもありです。
思い切ってスキンヘッドにしてしまえば、それはハゲではなく立派な髪型です。
いい見本は芸能人を参考にすればよいでしょう。
西村雅彦、伊武雅刀、竹中直人、、、ハゲていることをお洒落にさえ昇華しています。
渡辺謙、後退していることなど彼の魅力のマイナス点にはなりません。
女性なら、髪型の工夫で目立たなく出来ます。
分け目を作らない髪型にする、ドライヤーで髪を立てるようにセットするなどの方法があります。明るい色に染めるのもある程度薄毛を目立たなくできます。
こうして日常生活でハゲを目立たなくしておき、ハゲの予防と育毛をしていけば良いのです。
ハゲを目立たなく出来る髪型は沢山あります。わからない、迷うといった場合は理髪店や美容院で相談してみてください。
女性の薄毛で気になる場所な1位は頭頂部
女性にとってつむじの薄毛はとても気になるものです。
つむじはちょっとした動作で他人に見えてしまうことも多く、年齢を重ねると白髪も出てきて特に薄毛が目立つようになる困った部分でもあります。
つむじが薄くなるのはなぜ?
女性のつむじが薄くなる原因のほとんどは、「びまん性脱毛症」と言われる女性に多く見られる症状が原因です。「びまん性脱毛症」は女性型脱毛症とも言われ、髪の毛全体が薄くなっていきます。
原因は加齢であることがほとんどですが、最近では20代でもびまん性脱毛症が見られます。
女性の場合は完全にハゲることはありませんが、ハゲと言えるくらいの薄毛になることも珍しいことではないために、女性にとっては困った問題です。
つむじが薄くなったら?
つむじが薄くなる原因はさておき、女性によって容姿に大きく影響するのでそのままにはしておけません。びまん性脱毛症は育毛剤やサプリメントで改善できる可能性がありますが、それまでに時間が必要です。
そこで、育毛剤やサプリメントで根本的な改善をしながら、同時に見た目をカバーしてしてしまいましょう。
見た目のカバーで手軽なのはウィッグですが、結構なお値段なのでここではお金をかけないでカバーすることを考えてみます。
一番手っ取り早いのは髪型でごまかす方法です。
スプレーを使いつむじや分け目を作らない髪形にしてしまえば、さほど目立たなくなります。
ただし白髪があると目立つので、髪染めをしておいたほうがよいでしょう。
髪染めでごまかす
髪染めは薄毛のカバーに効果的です。明るめの色に染めると地肌が目立たなくなります。
帽子は外出時に有効
帽子をつかうのも効果的です。服とあわせてしまえば、おしゃれとしても楽しめます。また、外出時は紫外線から頭皮を守ってくれるので、薄毛を引き起こす原因を減らしてくれます。
髪型でごまかす
びまん性脱毛症は回復に時間がかかるので、元に戻るまでうまく「ごまかし」をしてしまいましょう。
まとめ
- 育毛は継続力が大事。
- 育毛シャンプーは、洗い方と使う量が大切。
- 運動は有酸素運動がおすすめ。ゆっくりとした運動を長く続けたほうがいい。
- 寝ている間に髪は育つ。なので寝る前にはサプリで栄養を頭皮に補充しよう。