運動したら髪も体も若返る!?白髪改善のエクササイズ

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白髪が生える原因、キッカケは人それぞれですが、その多くは「老化」や「加齢」などによって、身体の本来の機能が正常に働かないことが主な原因となっています。「加齢」「病気」「遺伝」などによる白髪はどうすることも出来ませんが、その他の「ストレス」「運動不足」「ホルモンバランスの乱れ」などが原因の白髪は、自分で対策を立てることが出来ますよね。そういった白髪の原因を改善する方法のひとつとして「運動不足の解消」がオススメです。
ところで、皆さんは「乳酸」という存在をご存知でしょうか。運動をすると発生し筋肉痛の原因にもなる乳酸には、成長ホルモンの分泌を促す作用があります。成長ホルモンの分泌されるということは、白髪の改善が期待できます。乳酸には「乳酸性作業閾値」という境界線があり、この境界線を超えない限り、ほんの僅かしか乳酸は発生しませんが、一旦この境界線を超えると、乳酸の産出量は加速度的に増加します。「乳酸」の量が増えれば、成長ホルモンの分泌をより促進することができるのです。

成長ホルモンとは

成長ホルモンは、幼少期の身長を伸ばす役割があるだけでなく、大人になっても分泌され続け、 様々な役割を担っています。その中の一つが白髪の改善・防止です。成長ホルモンの投与は、かつては、成長ホルモン分泌不全症低の患者のみを対象としていましたが、 現在では、中高年の方が健康促進、美容、アンチエイジングなどを目的に利用されています。その結果、成長ホルモンの投与によって、 白髪が改善されることが分かってきています。成長ホルモンは大人になっても分泌され続けるものの、 その量は年齢とともに、減少していきます。生活習慣によって大きな差異があるものの、 成長ホルモンは白髪が増え始める30代後半では20歳の1/4程度、 50歳では20歳の1/8程度の分泌量しかありません。成長ホルモンの分泌量が加齢により大きく減った結果、 白髪が生えてくると言っても過言ではありません。

出典:白髪の原因と対策 白髪の原因は成長ホルモン不足

また、成長ホルモンには白髪との関係以外にも、下記のような様々な効果があると言われています。

  • 体が見た目だけでなく、気力も20歳くらい若返った
  • 自らすすんで階段を利用するようになった
  • シミ、シワが解消した
  • 白髪だけでなく、髪にコシ、ハリ、ツヤが戻った
  • 歯の隙間が解消し、食後歯に物がつまらなくなった

この様に、成長ホルモンには白髪の改善だけでなく、様々な若返り効果を期待することも出来るのです。

白髪の改善にオススメの運動

成長ホルモンを多く分泌させるためには「乳酸性作業閾値」を超える運動をする必要があります。「乳酸性作業閾値」を超えるには、一定の強い負荷が必要なので、マラソンなどの有酸素運動ではなく、筋力トレーニングなどの無酸素運動を行う必要があります。そんな無酸素運動の中でも特に乳酸の産出量が多い運動が下記の運動となっています。

スロートレーニング

スロートレーニングとは、筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動のひとつの方法で、比較的軽めの負荷であっても、ゆっくりと動作することで大きな筋肥大・筋力増強効果を得ることができます。また、節や筋肉にかかる負荷が小さいことから、安全に行える運動とされています。その幾つかをご紹介します。
①ニーアップ
胸を張り背筋を伸ばして、その場で足踏みをします。
1.太ももを地面と平行になるように高く上げ、腕を大きく振ります。
2.1回1秒くらいかけてゆっくりと、50回くらい、足踏みを繰り返します。
②スクワット
1.足は肩幅、両腕を頭の後ろで組みます。
2.太ももが地面と平行になるくらいまで腰を落とした状態で1秒キープします。
3.息を吐きながら立ち上がり、膝を伸ばしきる手前でストップ。
4.息を吸いながら2のポジションまで戻ります。これを5~10回繰り返します。

③ニートゥチェスト
1.背もたれのある椅子に浅く腰かけます。
2.座面を握り、足を床から上げた状態で1秒キープします。
3.息を吐きながら太ももを胸に向かってゆっくり引寄せます。
4.息を吸いながら2のポジションまで戻ります。これを5~10回繰り返します。

加圧トレーニング

加圧トレーニングは、腕や脚のつけ根を専用のベルトで締めつけ加圧し、血流量を適切に制限した状態で行うトレーニング方法です。血流量を制限し、上肢、または下肢に血液を貯留しながらトレーニングを行う事で、上下肢内の乳酸濃度が高まり、トレーニング後に専用ベルトを外すと高濃度で溜まっていた乳酸が体内に流れていき、それに脳下垂体が反応する事により、成長ホルモンが分泌されます。なお、加圧トレーニングは、発明者であるボディビルダー佐藤義昭が、1966年に法事の席での正座による「脚の痺れと腫れ」にヒントを得て編み出したトレーニング方法です。

チベット体操

チベット体操のルーツはインドの古代ヨガで、それがチベットのラマ僧に伝わり、数千年の間、伝えられてきた「若返りの秘儀」と言われています。5つの簡単なポーズを続けるだけで効果があり、ヨガよりシンプルで誰でもできるのが特徴です。チベット体操を世界に紹介した「若さの泉」という本によると、実はこれはラマ僧が瞑想に入る前におこなう5つの儀式だそうで、心身を浄化し、エネルギーを高めるとされています。

手を広げてその場で回転します。
横になり足を引き上げます。
ひざをつき上体をそらします。
身体を持ち上げテーブルのような型になります。
腕立て伏せの体勢から腰を引き上げます。

その他の有酸素運動

上記以外にも、マラソンなどの有酸素運動では乳酸こそ多く発生しませんが、全く運動していないよりは、白髪の改善を期待することが出来ます。有酸素運動によってもたらされる白髪の改善効果は下記の通りとなっています。

血流の促進

有酸素運動で筋肉量を増やすことで、平常時の血液の流れも良くなります。血流が促進されることで、頭皮により多くの血液が流れ、黒髪の元となる栄養素などの運ばれる量が増えます。

一酸化窒素の増加

有酸素運動では、乳酸は多く発生しないものの、体内の一酸化窒素が増えます。一酸化窒素は、乳酸と並んで成長ホルモンを分泌する効果がありますので、有酸素運動でも成長ホルモンの分泌を促すことが出来るのです。

まとめ

このように、運動は白髪の改善にとっていいことづくしです。また、運動によって汗をかくことで、体内の毒素を排出するデトックス効果なども期待することが出来ます。さらに、足腰が鍛えられることによって、年齢を重ねても元気に動き回ることが出来ますし、運動をしてお腹を空かせることで、いつもより美味しくご飯を食べることが出来ますよね。ご飯が美味しいと食が進むので、多くの栄養を摂取することができ、体内を充実させることも出来ます。その他にも、体を動かすことでの睡眠不足の解消や、ストレスの発散効果もあるので、運動不足を解消して髪も体も健康でいるように心がけましょう。

 

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